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BACKGROUND

社会背景

CURRENT STATUS AND ISSUES

保育に関する社会の
現状と課題

PROBLEM01

コロナ禍による
定員割れ保育所の増加

横浜市では認可保育所など886園のうち半数以上の475園で「定員割れ」が発生しています。
感染症を心配した保護者の「申請控え」、リモートワーク導入や復職時期をコロナの状況を見て対応する
企業の増加などにより、保育ニーズが変化したことから、育休延長の傾向が強まったと推測されています。

保育所の定員割れの割合(いずれも4月1日付)

2018年 2019年 2020年 2021年
全体の施設数 794園 834園 876園 886園
定員割れ施設数 312園 388園 437園 475園
定員割れの割合 40.2% 46.5% 49.9% 53.6%
2018年 2019年
全体の施設数 794園 834園
定員割れ施設数 312園 388園
定員割れの割合 40.2% 46.5%
2020年 2021年
全体の施設数 876園 886園
定員割れ施設数 437園 475園
定員割れの割合 49.9% 53.6%

保育所の利用児童数の今後の見込み

出典:厚生労働省子ども家庭局保育課

保護者のニーズや志向が変化し、
利用児童数は
減少方向へ向かっていると予想されます。

PROBLEM02

コロナ禍による
保育所入園倍率の変化

東京23区と首都圏政令指定都市の6割の自治体で、
4月の認可保育所の募集枠に対する入所申込倍率が1倍を切りました。

認可保育所の4月時点の倍率

2021年4月 2020年4月
世田谷区 1.55倍 1.64倍
品川 1.32倍 1.41倍
江戸川 1.29倍 1.31倍
台東 1.26倍 1.41倍
練馬 1.16倍 1.31倍
墨田 1.08倍 1.06倍
大田 1.06倍 1.21倍
中央 1.05倍 1.31倍
板橋 0.98倍 1.11倍
杉並 0.98倍 1.06倍
渋谷 0.95倍 1.13倍
江東 0.94倍 0.97倍
新宿 0.90倍 1.01倍
0.90倍 1.02倍
荒川 0.90倍 1.00倍

※グラフは一部抜粋※各自治体が回答した申込者数と募集枠から算出。
千葉市は募集枠を集計していないため算出できない。
出典:日本経済新聞社 2021年3月17日記事
「保育所倍率1倍未満6割 23区・首都圏4政令市
募集枠拡大コロナで入所控え 世田谷は依然激戦区」

保育所に入りやすくなった自治体が増えた。

一方で都心への交通の便が良く、
若年層に人気の世田谷区の倍率は1.55倍。
27区市で最も高い。

2歳児(2.45倍)、4歳児(2.31倍)など
保育ニーズの高い年齢の子どもを預けるのは難しい状況が続いている。

保育所ニーズは自治体により
二極化が進んでいます。